便潜血反応

検便の潜血反応で陽性ということは、口から肛門(こうもん)までの消化管のどこかで出血している可能性があります。とくに大腸からの出血に気をつけなくてはなりません。
 口から胃、十二指腸までの消化管から大量に出血すると便にも血液が混じりますが、少量だと血液が小腸で変化してしまい、潜血反応でも陽性にならない場合があります。これに対し、大腸からの出皿では、少量でも陽性になるので、重要な兆候といえます。大腸から出血する病気は、大腸ポリープ、大腸がん、大腸漬場(かいよう)などです。また、憩室といって大腸の壁にポケットのような袋があり、ここから時に出血することもあります。これらを診断するには、大腸内視鏡検査が必要です。
 痔(じ)のために便潜血反応が陽性になってしまう場合もしばしばです。特に痔があるかどうか、医師に確認してもらうとよいでしょう。また、痔があるからといって安心はできません。大腸がんを合併している可能性もあるからです。
便の潜血反応で陽性の場合には、必ず消化器内科を受診し、大腸内視鏡検査を受けてください。

  • 投稿日:2024.3.18