軽く見られがちな肺炎。しかし2008年度は日本人の死因第4位でしたが、11年度には第3位に上昇しました。死者は12万人超え。恐ろしい病気なのです。
医療の進歩と高齢化社会による病気の回帰なのか、体力が衰えた高齢者は抵抗力が弱く、病原性がそれほど強くない細菌でも肺炎になります。
風邪が原因になることもありますが、細菌が唾液などと共に肺に流れて生じる「誤嚥性肺炎」も多いです。
リスクを見つける目安は次の10項目。
【1】体重が減った
【2】時々38度くらいの微熱が出る
【3】食事に1時間ほどかかる
【4】食欲低下
【5】食べ物をこぼす、または長時間口に残ることなどが多い
【6】食事中にむせる
【7】飲み込みに苦労する
【8】食中や食後に咳が多い
【9】水分をとるとむせる
【10】声がかすれる、痰がからんだ声になる。
口腔を清潔に保つケアや、飲みこむための筋肉を鍛える口の運動が予防に効果的ですが、上記にあてはまる人は医師に相談を。
かかりつけ医の受診をおすすめします。