生活習慣改善の決意

昨年、40歳から69歳までの男性を対象に、今後10年間に大腸がんになるリスクについて、発定する確率を計算する簡易式が公表された。年齢、生活習慣などをポイント化し、注意と関心を喚起させよというものだ。
活動量、体重の適正値を知る目安のBMI（肥満度指数）、飲酒の頻度、喫煙など、忘れかけていたメタボ対策にも通じる項目が並ぶ。ウエストサイズや血液生化学検査値中心の検診とは違い、日常生活そのものを問うているので、男性に限らず、飲酒や喫煙が日常的になっている同年代の女性も手軽にもチェックできそうだ。
生活習慣の再構築の必要性は分かっているがなかなか進まない、と諦めに似た気持ちを抱く人は多い。
一方で、スポーツジムの会員になっているが、長年「風呂会員」の自分に気づき、今年からは心新たに体を積極的に動かすコースに通いたいという人もいた。
習慣の軌道修正は時間とエネルギーを必要とする。もっと言えば、「きっかけ」となる出来事や考え、他人による支援が必要だ。
生活習慣の改善にはまず運動。運動には、やり終えた後の爽快さ、心地よい空腹感など、良さをすぐに実感できるものと、後からその効用を客観視できるものがある。専門家によれば、筋肉と関節の自然な状態を保つ、エネルギー代謝の効率化、年齢相応の骨密度維持など、若さを保つ「アンチエイジング」にも、運動は効果が期待できるという。
ひところは体重の維持と減量のために、運動によるエネルギー消費と食事の摂取エネルギー（カロリー）の収支に関心が寄せられ、1時間のウオーキングや階段の昇降、ゴルフプレーで消費するカロリー計算を盛んに試みた。今では、複数のデータを示す小型の電子機器類を身につけ、持ち歩くことにより、個別の数値を簡単に確忍できるようになった。
新たな運動の効用は、体の中の筋肉の刺滅が、ホルモンや自律神経など、身体全体に良き影響を与えることだ。
新しい年に食べた雑煮の「もち」のサイズが、厚さ1・5cm 縦8cm✕横4cm 重さ1個80gで、エネルギーは
188Kcalとなる。これをウオーキングで消費するには1時間くらいかかる。雑煮のおかわりは気が重い。

痩せるのは大変ですね。😅